秋の見学会
2025年度 秋の見学会 見学会プレ企画「リニア試乗会」報告
2025年9月25日、秋の見学会のプレイベントとして山梨県都留市の山梨実験センターを訪問しました。
中央新幹線プロジェクトの目的は、品川~名古屋間を最速40分、品川~新大阪間を最速67分で結び、約6,608 万人の巨大都市圏を形成することにより、大規模自然災害への備えとして首都圏近畿圏の交通大動脈を二重系化することに加えて、日本経済を活性化することにあるとのご説明をいただきました。
超電導リニア技術については、1962年から研究が進められており、営業運転に必要な技術はすでに完成しています。現在は、さらなる低コスト化と快適性の向上に向けた取り組みが進められています。
見学では、リニア中央新幹線プロジェクトの概要や超電導リニアの仕組みについて説明を受け、2025年7月より走行試験が開始された『L0 系改良型試験車(M10)』に試乗させていただきました。実験線は総延長42.8km、最急勾配 40‰、最小曲線半径 8,000m で構成されており、時速500kmでも新幹線同様の快適な乗り心地を体感しました。
今回の見学会は、単なる高速移動手段の体験にとどまらずに、超電導リニア技術がこれからどのような未来を創造していくのか様々に想起させられる貴重な機会となりました。ご関係の皆様に厚く御礼を申し上げます。
(株)大林組 中村裕史(広報委員)

