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留学生インフラセミナー  大都市の鉄道と地域開発 ─駅を中心とした空間デザイン─ 報告

「大都市の鉄道と地域開発」をテーマとした留学生のためのセミナーを2025年9月5日に開催しました。通算4回目となる今回は「駅を中心とした空間デザイン」を副題として、駅を中心としたまちづくりがどのように歩行者にやさしく、活気ある地域を生み出すのかを学びの目的としました。午前中は、伊藤香織教授(東京理科大学)に駅や駅周辺のまちにおける「人間中心」の歩行者空間デザインに関して、様々な事例や実践するためのポイント、そのデザインから醸成されるシビックプライドについて、ご講演いただきました。続いて、福田一太氏(東武鉄道)に東京ミズマチやすみだリバーウォークなど、鉄道高架下、道路、公園、河川などの異なる空間を官民が連携して一体的に整備した事例を紹介いただきました。
 午後は、東京ミズマチや隣接する隅田公園を見学した後、参加者間で、①講義や見学で得られたこと、②持続可能なまちづくりに必要なこと、③出身国にフィードバックできることの 3 点について、意見交換を行いました。2大学から3名と少人数でしたが、密度の濃い議論が行われ、参加した留学生にとって多くの学びを得る機会となりました。
 この場をお借りしまして、ご登壇いただいた伊藤先生、福田様、全面的にご協力いただいた東武鉄道の皆様に厚く御礼申し上げます。

日本大学教授 石坂哲宏(留学生サマーセミナー運営委員)

東京ミズマチ、隅田公園にて
東京ミズマチ、隅田公園にて
すみだリバーウォークにて
すみだリバーウォークにて