活動レポート

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留学生インフラセミナー 留学生のためのサマーセミナー「高速道路と自動車」報告

 2025年8月4・5日、留学生のためのサマーセミナー「高速道路と自動車」を開催しました。1日目は東京大学での講演、2日目は東名・新東名高速道路の見学を行いました。日本国内9大学から8か国13 名の学生が対面で、8か国11名がオンラインで参加しました。
 1日目は、東京大学の井料隆雅教授による道路交通分野の研究成果、トヨタ自動車の鯉渕健氏による自動車安全の取組み、高速道路各社による災害・維持管理・復興および新技術に関する講演が行われました。続いて、学生たちが「自動走行時代のサービスエリアデザイン」を題目に提案を発表し、最後に、いすゞ自動車の藤森俊氏による自動車業界の発展に関する講演が行われました。講演後には学生と業界関係者の自由交流の場が設けられ、国土交通省道路局長と首都高速道路代表取締役社長から挨拶をいただきました。2日目は、中日本高速道路の協力のもと、東名高速道路の道路管制センターで維持管理の様子を見学し、自動走行技術と将来計画について学びました。午後には、新東名高速道路の高松トンネル、中津川橋、河内川橋、およびi-Construction の取組みが進む川西工事を見学しました。
 本セミナーは、高速道路6社、自動車2社、一般社団法人計画・交通研究会、東京大学次世代都市国際研究体、トランスポートイノベーション研究センター、政策研究大学院大学の協力を得て実施しました。この場を借りて感謝申し上げます。参加者からは、「日本の取組みを学べた」「業界関係者と議論できた」「また参加したい」などの声が寄せられました。

東京大学特任助教 邱 文心(留学生サマーセミナー事務局)

1 日目に参加者の集合写真
1 日目に参加者の集合写真
日本最大級のバランスドアーチ橋である新東名高
速道路の河内川橋見学
日本最大級のバランスドアーチ橋である新東名高 速道路の河内川橋見学