留学生インフラセミナー 「スマートシティ第2回 ─City Transition: Smart City, Sensor, Mobility and Beyond─」 報告
2024年9月9日(月)~10日(火)、一般社団法人計画・交通研究会、東京大学、及び政策研究大学院大学が連携し、「City Transition: Smart City,Sensor, Mobility and Beyond」サマーコースを開催しました。1日目は東京大学で講義、2日目は江東区でスタディツアー、スマートシティ提案、及び講義が行われました。参加者は、日本国内の7大学から12か国16名の学生が対面で、また、7か国10名の学生・研究者がオンラインで参加しました。
1日目は、東京大学の布施孝志教授と赤司泰義教授による国土防災やスマートビルディングのセンシングに関する先端的な研究成果の紹介、国土交通省による都市計画と自動走行に関する国土政策ビジョン、JR東日本、清水建設、三井不動産などの会員企業を中心に、鉄道・建設・不動産・自動車・情報各分野の企業が都市計画や技術開発と融合による社会実装について講演を行いました。
2日目の午前中には、東京藝術大学の高山明教授が企画されたスタディツアーを江東区で実施し、歴史文化的背景を学びながら、現在の都市の調査を通じて将来に向けたスマートシティ提案を整理しました。午後には、清水建設NOVAREにて留学生によるスマートシティ提案の発表と議論が行われ、羽藤英二教授から講評いただきました。その後、清水建設と小澤一雅教授(政策研究大学院大学)によるi-Constructionに関する講演があり、最後に修了証の授与が行われました。
このサマーコースでは、産官学の専門家からの講演を通じて、研究から社会実装に至るまでの幅広い知識を学びました。参加者からは、新しい知識を得られ、大変満足したとの感想が寄せられました。
作家/エッセイスト 茶木 環(広報委員長)
