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座談会

U30世代が語る土木の魅力とその未来

U30世代が語る土木の魅力とその未来

当会では、若い世代がより深く積極的に土木や国土に関する研究や仕事に携わる契機として、昨年より学生委員が編集する会報の制作を始めました。本号では大髙枝里編集長とサポート役の辻功太幹事長のもと、5人の学生委員が取材や編集作業を担当しています。特集1は、U30はどのような視点や考え方で土木をとらえているのか、学生のほかU30をメインとした若手社員が清水建設のイノベーション・人材育成拠点「温故創新の森 NOVARE」に集い、語り合いました。

土木との出会い、インフラ事業の魅力とは?

大髙 まず、広報委員である私から自己紹介をしますね。日本工営に入社して5年目の大髙です。高校生の時に都市計画のモデリングの研究室に訪問し興味を持ったことがきっかけで、土木工学科に進学しました。 その後、大学時代に行ったインドネシアで、インフラの整備不足によって授業に遅れたり、停電で宿題ができない学生がいたりする状況を知り、当たり前に存在すると思っていたインフラの大事さに改めて気づくとともに、インフラに携わる仕事がしたいという思いから建設コンサルに就職しました。
白山 NEXCO東日本に入社して7年目の白山です。子供の頃に両親と旅行に行く機会が多く、自然と鉄道や高速道路といった交通インフラに興味を持っておりました。そんな中で私が中学生の時に東日本大震災を経験し、近隣の街が大きな被害を受けた中、自身の成長とあわせて建物やインフラの回復・復興を目の当たりにしインフラがあることの重要さを学び、私自身もインフラ整備に携わる仕事をしたいと考えたことがこの業界で働くことになったきっかけです。
 東急電鉄に入社して6年目の原です。私も白山さんと同じで、東日本大震災後のインフラの普及を見て、インフラを作り守る仕事に興味を持ちました。社会貢献性が非常に高いというところが土木分野の魅力と今も感じています。
大髙枝里(広報委員) 日本工営(株)

大髙枝里(広報委員) 日本工営(株)

太田 清水建設に入社して5年目の太田です。小さい時から家族旅行で通っていた高速道路のジャンクションなどの大きい構造物が好きで、中でも地元にある大きな斜張橋を将来作りたいと思ったのがきっかけです。土木は、現場で多くの作業員の方々と一緒に、大きなものづくりを出来ることが、やりがいと魅力だと感じています。
萩原 芝浦工業大学の修士2年の萩原です。小さい頃から橋などの構造物を見るのが好きで、将来はその設計に携わりたいという思いから土木工学に興味を持ちました。しかし、大学での学びを通じて、交通計画に関する事例や手法に触れる中で、利用者の交通利便性を向上させることができる交通計画の分野に強く惹かれるようになりました。土木の仕事は、道路の渋滞対策など何万人にも影響を及ぼす国レベルのプロジェクトであるからこそ責任感があり、社会貢献性のある仕事だと思います。

白山昂資 NEXCO東日本(株)

白山昂資 NEXCO東日本(株)

松永 東京大学の修士2年の松永です。もともと地図が好きだったことと、地元でなかなか工事が進まない道路があって、なんで進まないのか中学時代に疑問に思ったのがきっかけで土木に興味を持つようになりました。その後大学の教養学部生だったときに、部活の先輩の影響で交通に興味を持つようになりました。土木分野は、例えば一部のお金持ちのためでなく公共性の高い分野であることと、与えるインパクトがすごく大きなところが魅力であり、好きなところです。
古林 東京理科大学の修士2年の古林です。子供のころからパソコンで航空写真を見て、実際に現地に行って、地図と現実を頭の中でつなぎ合わせていました。その中でも特に駅や駅前の空間が好きで、そこを結ぶ鉄道などの交通インフラに興味を持ったのがきっかけです。交通の魅力は、例えば北陸新幹線の開業に例えれば、もともと関西との繋がりが強かった地域が関東との繋がりも強くなったように国土の構造を大きく変える役割を持っているところにあると思います。
八木 日本大学の修士1年の八木です。子供のころからトミカやプラレールで遊ぶことや、家族にドライブに連れて行ってもらうのが好きで交通に興味を持つようになりました。今でも悩んだら首都高をドライブして気分転換しています。土木は、多くの会社、色々な職人の方々が協力して一つの構造物を作り上げていく壮大さも魅力と思います。

 東京大学の修士1年の呉です。小さい頃から海や船が好きで、大学は交通学科を専攻しましたが、3年のときに上海港で見たコンテナターミナルに圧倒され、海運ネットワークの強靭性に関する研究をしたいと思いました。土木・交通の魅力は社会に役立つ重要な分野であることだと思います。

なぜこの業界・会社を選んだのか?

萩原 私は就活中に業種や会社選びに非常に悩んだのですが、社会人である皆さんが今の業種や会社を選んだ理由をお聞きしたいですね。
白山 土木の分野は、インフラを建設・管理する事業者となる会社、調査・設計を行う会社、設計をもとに実際にものを作る会社と大きく3つに分かれてると考えており、私は全体を俯瞰する事業者の立場で、特に人と人を繋ぐ交通インフラの仕事に直接携わりたいと思いました。その中でも鉄道と道路で悩みましたが、最終的には、自ら計画に携わった土木構造物をお客様が直接利用される道路事業に魅力を感じて高速道路会社を選びました。
 計画段階から施工段階まで事業全体を通して経験したかったことと、私は東京で鉄道を利用して育ってきたなかで、生活に不可欠なものとしての鉄道の社会貢献性を感じていたので、鉄道会社を選びました。東急は、事業エリアは比較的コンパクトですが、魅力的な地域が多かったことと、インターンに行ったときに働くイメージを持てたことで選びました。

大髙 発注者と受注者どちらを選ぶか結構悩みましたが、発注者側は地域や沿線といった事業エリアがある一方受注者は特定のエリアが決まってないこと、意思決定をする立場よりも提案する立場の方が自分に向いていると思ったことからコンサルを選びました。その中でも、もともと海外での仕事に関心があったので、海外事業に力を入れている今の会社を選びました。
太田 自分で手を動かしてものを作ることに魅力を感じていたので、施工者側を選びました。コンサルとゼネコンのどちらもインターンに参加したなかで、協力業者の方々と協力して橋や高速道路などを作りたいと思いゼネコンを選びました。その中で今の会社を選んだ理由は、インターンで社員の教育制度を知ることができたことと、対応してくれた方が親切で、ここでなら働きやすく自分のやりたいことを実現できると感じたからです。昔は先輩の背中を見て仕事を覚えるというような感じだったと思いますが、このNOVAREを見てもらっても分かるとおり、現場によって若手社員の知識がどうしても偏るなかで、若手社員に均一に技術力を持ってほしいという会社の考えは社員にも伝わってますし、若手社員のモチベーションにもつながっていると感じています。

八木 入社したら40年くらいそこで働くことを考えると、20代前半で、どこで働くかという重大な決断をすることに対して、ワクワク感よりも恐怖心を持ってしまうのですが、入社してからの理想と現実のギャップはありましたか。

原 大介 東急電鉄(株)

原 大介 東急電鉄(株)

白山 入る前はインフラの会社に入ったら、白地図に線を引くような仕事にかかわれると思っておりましたが、実際は目の前にある細かい仕事をコツコツ積み上げていく必要があることを学びました。そういったところでギャップはありましたが、日々の細かい仕事も非常に重要で、それが大きな事業を進めることに直結していると考えると楽しんで仕事に取り組めてます。もう一つギャップに思ったことがありまして、高速道路の新規建設や4車線化は、完成すれば必ず便利になるため当然皆さんに喜ばれる仕事だと考えておりましたが、事業に反対される方もいることに驚きました。そういった方へ丁寧に説明しご理解をいただくことが事業を進めていく上では必要不可欠であることを学び、事業者の一員として前向きに仕事に励むことができてます。
 先ほど申したとおり一つのプロジェクトを計画段階から施工段階までやりたいという希望を持って入社しましたが、実際は2~3年で異動があるので、ある断面でしか関われないことに入社早々気付きました。その分、色々な工事の様々な局面に関われることをプラスに感じています。

太田小春 清水建設(株)

太田小春 清水建設(株)

大髙 想像していたよりもロジ的な仕事が多いなど、目に見えない仕事の積み重ねがあって道路や鉄道が出来ているということは仕事をするようになって分かりました。
 一方で私の部署は異動があまりないので、5年後、10年後の自分の在りたい姿をイメージしながら仕事が出来ています。
 また、バングラデシュでメトロに乗った際に、メトロの仕事をしていると話すと、周りの人から、ありがとうと言ってもらったことがあり、想像以上に社会貢献性の高い仕事をしているんだなと感じました。
太田 ゼネコンなので現場は厳しいものとイメージしていましたが、女性でも仕事をしやすいよう配慮してくれているとギャップを感じました。一方で、ものづくりのシビアな場面では、女性ということで頼りなく見えてないか不安に思うこともあるので、自分から職長さんや作業員さんに直接話を聞きにいって、信頼関係を築くように努めています。

松永 現場との繋がりや距離感は大事で、そのために現場を見ることは重要だと思いますが、実際に現場に行く機会はどれくらいありますか。
太田 毎日現場です。
白山 現在の部署では直接現場の管理を行っていないため現場へ行く機会は少ないですが、前部署では、設計図通り現場が進んでいるか、問題は起きていないか確認するために最低でも2週間に1回は現場へ伺い進捗を確認するようにしておりました。

 工事事務所で働いていて4つの工事を担当しているので、週1では現場を回ってます。ただし鉄道は深夜工事も多く、そちらは勤務時間の規制もあり月1くらいしか行けないので、日々の打合せや施工状況の写真でしっかりと確認しています。
大髙 私は調査・計画系の仕事が多いので、現場というものはないですが、現地に行くことは重視していて、例えば、新しい鉄道路線の計画を立てる仕事であれば、現地の人がどのように行動しているか、公共交通をどのように使っているのかといった行動や文化の特性を知るために、なるべく現地ではウロウロするようにしています。

八木 私はたぶん残り1年半で学生生活が終わることになるので、その一年半で何をしたらいいか考えていて、学生時代に「やっておいてよかったこと」「やっておけばよかったこと」があれば教えてください。
白山 学生時代にやってよかったことは、海外で論文発表を行い異なる文化の人たちと交流する機会を持ったことです。残り1年半で同じような経験は難しいかもしれませんが日本以外の文化に触れることで知見も広がります。社会人になると長期で旅行へ行くことも難しくなるので、今からでも時間を見つけて海外に行く機会を作れると良いかと思います。

 インターンに行ったことは良かったです。そこで今の会社に入る決心も出来たので。逆に、資格取得は学生のうちにもっとやればよかったと思っています。社会人になると勉強する時間を確保するのも大変ですし、資格をとっておくと評価にも繋がります。
大髙 都市計画や交通インフラ系の仕事をするのであれば、海外でも国内でも色々な規模の都市や町のインフラの状況などを自分の目で見ておくことをお勧めします。これくらいの人口だとこれくらいの交通機関が必要だとか、道路や鉄道がどういう風に発展しているかなどを知っていると、仕事の時に、これってあそこの町の事例に似ているな、と思いついたりして役に立つことがあるかもしれません。
太田 留学など異文化との交流は、色々なバックグラウンドがある人と関われたと感じていますし、相手のことを想像しながら話せる力が身につくと感じたのでやっておいて良かったと思っています。また国内外の一人旅行は、ゴールに向けての計画を組み立て達成する経験が得られるので、もっとやっておけばよかったと思います。

大髙 今度は私から学生の皆さんにお聞きしたいのですが、土木業界ではどこの会社も海外事業にも注力していると思いますが、海外で働くことを魅力に感じているのか、それとも国内で働くことを希望するか教えてください。

萩原啓太 芝浦工業大学

萩原啓太 芝浦工業大学

松永 シュリンクしていく日本を何とかしたいと考えていて、日本の50年後の国土計画を責任もって考えられる研究者になりたいと考えています。
呉 日本に留学してきて日本の文化とか学ぶ雰囲気とかがよく、今は日本で働きたいと考えています。
古林 日本にはまだ発見できていない魅力がたくさんあると思っているので、そういう魅力を発掘して伝えるためにも日本で働きたいと思っています。

近年の土木分野における課題、関心事は?

松永隆宏 東京大学

松永隆宏 東京大学

白山 学生の皆さんはこれから土木分野に進もうと思ったときに、どんなことに不安や希望といった関心をもっていますか。
古林 インフラの課題として人口減少と老朽化の二つが挙げられると思っています。人口減少は更に供給側と需要側に分けられ、供給側でいえば、例えばバスの運転手が一気に減ってきていて、減便や廃止しなければならない状況に追い込まれてる路線が増えてきて、そういう地域で地域の足を今後どうするのかという点。需要側では、人口減少が進む中で、関係人口を増やすために空港や新幹線などのインフラの整備をどう進めるかという点に関心を持ってます。老朽化に関しては、八潮の陥没事故が問題になってますが、高度成長期に作られた構造物がだいたい50年経ってきているなか、災害大国ということも併せて、これからも人の安全を守るためにどうすればよいか考え続ける必要があると考えてます。
 上海は日本と似ていて、インフラの老朽化と少子高齢化による維持管理の人手不足が大きな課題です。また台風や豪雨も多く、災害時の強靭性も重要な課題と感じています。

八木 私は少子高齢化の特に高齢化の方と、対地震性の二点の課題が特に気になります。山間部に住まわれてる高齢者の方が免許を返納しなければならない中で、交通をどう維持するのか、自動運転バスで解決できないかと考え、その分野の研究をしています。対地震性は、道路はネットワークが繋がってこそ効果を最大限に発揮するものなので、橋は強くしたけど、盛土が崩れてしまうといった構造物種別による耐震性能の強弱によって、例えば東京・名古屋・大阪が分断されてしまうと大変なことになるので、ネットワークをどう維持していくのかが課題だと考えてます。

萩原 自動運転の部分に関しては、高速道路などで自動運転化を進めるうえで、道路で必要な設備や機能をどう整備していくのかが取り組むべき課題だと感じています。例えば白線の剝離や雪での白線の不鮮明さが自動運転にどのように影響を与えるのか、自動運転による車間距離の変化が道路交通に与える影響について対応していく必要があると考えています。

 LLM(大規模言語モデル)やディープラーニングは、今後土木分野や交通分野でどう活用できる可能性があると考えていますか。
大髙 例えば交通計画の分野では、交通量調査の時に今までは手動で測定していたものを、動画撮影し、画像解析を使ってカウントするといった手法があり、すでに活用されています。
太田 会社の中では、社外秘のデータが多いので、その取り扱いが課題ですが、過去の工事例や事故事例を探したいときに、AIを活用することで膨大な情報を集約して事例の検索を容易にすることができるのかなと思いました。また、海外で働く時のコミュニケーションツールや資料作成などに役立つと思います。
 今年から検査にロボットを使うようになっており、その結果を集約し、AIを活用することで劣化予測にも繋げていけると思っています。
白山 私も大量の劣化事例をディープラーニングさせることで劣化予測の精度向上や対策立案の高度化が図れると考えています。

古林 陸 東京理科大学

古林 陸 東京理科大学

それぞれが思い描く理想の社会人像、そして土木の未来

松永 働き方改革などで就業時間の規制が厳しくなっていると思いますが、一方で、将来のことを考えると、若いうちに多少無理してでも勉強したり力をつけたりした方が良いのではないかと考えていますが、皆さんは色々と制約がある中で、自分のやりがいやキャリアをどう積んでいこうとしているか教えてください。

八木龍聖 日本大学

八木龍聖 日本大学

白山 制限が厳しくなっている現状ですが、知識が必要になるのが土木分野と考えてます。勉強する時間が短い分、過年度の業務フローや考えを参照しながら仕事を行うOJTで効率的に学んでます。机上での学習も大切ですが経験に勝るものはないと考えてますので、様々な経験を積んで幅広いことに精通した人材になりたいです。
 私はスキルアップのための資格取得の勉強などは空き時間を活用して行ってます。
大髙 業務の効率化や新しい技術を導入して無駄なものはどんどん無くすべきと思います。一方で、土木は経験に基づくところも大きく、同じ仕事がない分野なので毎回勉強しなければならないことが多く、そういうところは省いてはいけないと思っていて、メリハリをつけることが大事だと思っています。またシニア世代の話を聞いてしっかりと受け継ぐことも大事なので、そういうところにも時間をかけて良いと思っています。
太田 私も土木は経験工学だと思うので、現場で学ぶことはすごく大事だと考えています。現場では現場のことに集中したいので、資格取得などは通勤時間などを活用して勉強しています。将来マネジメントする立場になったときに、制約がある中で人をどう活かすのかが重要になると思うので、社内研修などで日々勉強していきたいと考えています。

 
大髙 社会人になると時間はすぐに過ぎてしまうので、なりたい自分や実現したい社会など、ビジョンを持っておくことが大切だと思います。皆さんの考える理想の社会人像、土木や国土のあるべき姿をお聞かせください。
萩原 常に成長し続けられる社会人になりたいです。土木分野は自動運転やAIなど新しいことが増え続けているので、常にインプットし続ける技術者であり続けたいと思います。私が描く理想の日本は、誰もが安心して移動できる社会です。地方では鉄道やバスの廃線が進み、移動手段の確保が課題となっています。地域の実情に合った交通のあり方を考え、すべての人が快適に暮らせる環境づくりを進めていきたいです。
松永 時代に流されない人、頑張るべきところで頑張れる人になりたいです。研究したことをしっかりと社会にフィードバックして、人口減少や災害の激甚化など課題は多いですが、次の世代に少しでも良い形で国土を引き継げるように頑張りたいと思います。

古林 私は不特定多数が使うインフラを通して人を笑顔にしたいと考えています。特に鉄道会社を志望しているので、街の一丁目になる駅づくりを通して、リモートワークの普及などで希薄になった人と人とのつながりや、高齢化が進んでいく中でコミュニティの中心となる、地域に愛着を持ってもらえる駅づくり、物流の無人化に寄与する無人配送の拠点にもなるような駅づくりをしたいです。それを通して、利用者や地域の人が笑顔になれる社会を作っていきたいです。
八木 失敗を経験することで成長できると思っているので、失敗を恐れず常に挑戦し続けたいです。高齢者や体の不自由な方はどうしても移動が億劫になることが多いですが、そういった方でも行きたいところに移動できる、旅行に行ける世の中になるように自分も努力したいと思っています。
呉 自ら課題を見つけて行動できる主体性のある社会人になりたいです。周囲と協力しながら柔軟に学び続けることも大切にしていきたいです。そして専門知識を活かして人の暮らしを助けたいと考えています。
白山 若いうちは色々な現場を経験して基礎を着実に身に付け、将来どんな場所・場面でも適切な判断が出来るようになりたいです。また将来の日本は人口減少が想定されますので、少ない人でも現在と同様にインフラの建設・管理ができるよう、極力人の手を介さずに自動運転でモノが運ばれたりできるようになれば理想と考えてます。
呉 展宏 東京大学

呉 展宏 東京大学

 将来的にはプロジェクト全体をマネジメント出来るようになりたいと考えていて、そのために知識をどんどん吸収していきたいと思っています。またDX、GXについても主体的に推し進めて行ける人材になれるよう積極的に提案していきたいと思っています。将来の鉄道のあり方については、踏切の廃止や自動運転の普及は、理想的な方向性の一つではないかと個人的には感じています。
太田 色々な現場を経験し知識・経験をしっかりと身に付け、頼られる技術者になりたいです。日本の土木分野の目指すところとしては、災害時などに会社の垣根を越えて技術を集結したり、AIなどを活用することで迅速な対応ができる基盤を持つことができれば良いなと思います。
大髙 私は技術者として誠実であり続けたいと思っています。インフラプロジェクトは、その国や地域の事情や政治的なことなどが絡んできますが、現地に本当に必要なものは何かを大切にしていきたいです。また、興味や関心を持ち続ける人でありたいです。そのうえで、多くの人が等しく機会にアクセスできる社会、国土づくりに貢献できれば良いなと思います。皆さん、今日はありがとうございました。
全員 お疲れさまでした!

温故知新の森NOVARE 旧渋沢邸前にて
温故知新の森NOVARE 旧渋沢邸前にて