活動レポート

イブニングセミナー

2025年度 第2回イブニングセミナー 品川駅周辺エリアにおける駅とまちが一体となった空間づくり─現状と今後の展望─ 報告

 5月22日(木)、第2回イブニングセミナーをハイブリッド形式(参集型とオンラインの同時開催)で開催し、日本大学の金子雄一郎教授の司会進行で、6名の講師の方々にご登壇頂き、2つの講演とパネルディスカッションを行いました。
 まず、岸井隆幸氏(政策研究大学院大学客員教授・日本大学名誉教授)から「品川駅周辺エリアにおける駅とまちが一体となった空間づくり」と題して、品川駅周辺のこれまでの計画経緯やまちづくりガイドラインの変遷、エリア特性等について、ご講演を頂きました。
 次に、本田卓氏(国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所 所長)より「道・駅・まちが一体となった品川駅西口基盤整備」として、東京国道事務所が進める事業の概要について伺いました。
 続くパネルディスカッション冒頭では、田中大氏( 東日本旅客鉄道(株))、宮崎敬氏(京浜急行電鉄(株))、白子慎介氏(東京地下鉄(株))、平井寧氏(東海旅客鉄道(株))にもご参加いただき、各社の事業概要についてご紹介を頂きました。これを受け、国土交通省・本田所長から、事業者間調整の重要性について、実感のこもったコメントを頂きました。
 再び、各登壇者から事業を通じた課題等についてコメント頂き、岸井教授から、事業相互のスケジュールや計画の調整難易度、これらを上手く進めるための事業者調整の工夫などについて、事業者に確認をいただき、品川エリアの世界的なポテンシャルと、知名度向上の必要性、世界に向けた品川エリアのあり方、新しい日本の生活スタイルの可能性などについて、解説と熱いメッセージを頂きました。約170名の方々が聴講し、今後の世界に向けた日本の可能性を考える、非常に有意義なセミナーとなりました。

三菱地所(株) 高瀬太郎(広報委員)