活動レポート

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特別見学会 新東名高速道路現場見学 報告

 日本の大動脈として暮らしや経済を支える高速道路の機能強化として、1993年より新東名高速道路の整備が進められています。2022年4月16日に伊勢原大山IC ~新秦野IC 間が開通し、全事業区間約253kmのうち約9割にあたる約228kmが開通しました。
 2022 年6 月15 日、同事業を担当している中日本高速道路株式会社のご協力をいただき、施工現場の見学会を開催しました。
  東京ドーム3杯分の盛土を行い、山北スマートICを構築する川西工事は、ICT フル活用工事として注目を浴びています。受注者である清水建設のICT・BIM/CIM専門部署、技術研究所を核とし、協力業者・ベンダーと協働する川西工事CyberTeam を現場に組織しています。測量・設計・施工計画・検査、さらには地元説明や会議などにいたるまで効率化・高度化のための様々な取り組みを紹介いただきました。
 清水建設JV の藏重所長からは「現場で活かせるICT 技術へ進化させていくために各社が一丸となって取り組み、日々進化を感じる。新たにICT に精通した技術者が現場に必要になるといった課題もあるが、将来的な人手不足対策として効率化・省人化を図りたいという想いは発注者・受注者・協力会社と皆同じ。」と語っていただきました。
 当日は、一般公開されている松田事業PR館、国内最大規模のインクラインや工事用の仮設トンネルを設けている河内川橋も見学し、改めて新東名高速道路自体のスケールの大きさを実感することができました。今後の日本の社会経済活動を支える枢要な高速道路ネットワークになると確信した現場見学会でした。

東武鉄道(株) 渡邉将紀(広報委員)

山北スマートIC
山北スマートIC