活動レポート

イブニングセミナー

第4回イブニングセミナー データ整備と防災の観点からみた熱海土石流災害

 2021年12月9日(木)に、オンラインで第4回イブニングセミナーを開催しました。 
 2021年7月に発生した熱海市伊豆山地区での大規模な土砂災害を題材に、静岡県 杉本直也氏より点群データの整備および活用について静岡県の取り組みをご講演いただきました。ご講演後、東京大学生産技術研究所 清田隆准教授をまじえて地盤工学の観点も加えて議論をしていただきました。
 静岡県では平時から「VIRTUAL SHIZUOKA構想」として高精度な3次元点群データを整備する取り組みがなされており、7月の土砂災害では発災直後から点群データの解析を通して災害状況把握と捜索作業の安全確保のため、産官学が連携しての活動がなされました。高精度な点群データを整備し、さらにオープンデータ化したことで、迅速に外部からのサポートを得ることもでき、早期の対応に寄与したとのお話がありました。
 後半の議論では防災のために点群データを危険予兆に活用する可能性や、静岡県だけの活動にとどまらず全国に展開することの重要性などについても言及されました。大きな災害時の現場での経験からデータ整備の重要性を実感させられる非常に有意義なセミナーとなりました。

(株)大林組 森 麻里子(広報委員) 

静岡県 杉本直也氏
静岡県 杉本直也氏
東京大学生産技術研究所 清田隆准教授
東京大学生産技術研究所 清田隆准教授
企画 東京大学 布施孝志教授(企画委員)
企画 東京大学 布施孝志教授(企画委員)