活動レポート

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令和3年度「海外インフラ展開人材養成プログラム」報告

 政策研究大学院大学主催、国土交通省後援で9月13日~9月17日に開催されました。本プログラムは、将来の海外インフラ展開を担う人材を対象としています。経験豊富な実務経験者や著名な学識者が講師となり、海外インフラ展開に必要な基礎的知見や問題解決能力を習得するとともに、世界へ向けて受講者の視野を拡大することを目的として講義が行われました。コロナ禍の逆風の中で、昨年度に引き続きWeb会議形式での開催となりましたが、シンガポール・インド・バングラデシュ駐在の受講者にもご参加いただき、オンラインのメリットが存分に活かされた開催でもありました。
 本プログラムの大きな特徴として、① 受講生と講師が「産官学」の多岐にわたること、② 講義が活発なグループ・ディスカッションを中心に構成されていること、が挙げられます。今年度の受講生は政府系機関10名、インフラ事業者16名、コンサルタント17名、建設会社10名、商社1名、エンジニアリング会社1名の計55名でした。
 初日の当会前会長 家田教授による「自らを『相対視』する勇気」を説く特別講義をはじめとして、最終日までにライブ講義19コマ、ライブ講義時間外に聴講可能な録画講義8コマ、計27コマの充実した構成となりました。修了式後のオンライン懇親会もおおいに盛り上がり、受講生の将来の大活躍を期待しつつ修了しました。また、受講生からも「立場や分野の異なる産官学の人たちと一緒に受講できて本当によかった」という声を多くいただきました。

(株)大林組 遠藤秀彰(当プログラム幹事)

家田教授講義