活動レポート

イブニングセミナー

第3回イブニングセミナー 自転車は都市を救うか?

 2021年9月10日(金)に、オンラインで第3回イブニングセミナーを開催しました。コロナ禍において自転車が注目されていますが、今後も自転車利用は都市部で定着するのかを、通勤での自転車利用を主眼に、現状、課題、今後の展望について、自転車ツーキニスト疋田智氏、ヴァンソン藤井由実氏より話題を提供いただき、徳島大学大学院 山中英生教授を交えて議論していただきました。
 前半は疋田氏から、コロナ禍での自転車販売業界の動向、実経験に基づいた自転車通勤の現状、SDGsとの関係性等に関する内容、ヴァンソン藤井氏からは、まちづくりにおける都市交通としての自転車のあり方について、ミラノとパリの事例をご説明いただきました。
 後半のパネルディスカッションでは、山中教授も交えて、「自転車通勤」「自転車通行環境整備」「街の交通としての自転車の扱い」に関して議論いただきました。日本では自転車活用推進法が制定され、自転車通勤や自転車通行環境整備が進んできてはいるものの、ヨーロッパと比較すると、まちづくり、都市計画における自転車の位置づけがかなり遅れているといったお話 や、自転車の利用ルールが先か、環境整備が先かといった考え方に違いがあるといったお話がありました。また今後日本では、自転車を公共交通に位置付けることが重要であるといった議論もあり、今後の都市部における自転車のあり方について考えさせられる大変有意義なセミナーとなりました。

日本工営(株) 古谷隆之(広報委員)

パネルディスカッション(左から 山中英生教授、ヴァンソン藤井由実氏、疋田智氏)
パネルディスカッション(左から 山中英生教授、ヴァンソン藤井由実氏、疋田智氏)