活動レポート

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海外インフラ展開人材養成プログラム 期待の中で今年度より本格運用をスタート

 昨年度に試行プログラムとして2日間開催された海外インフラ展開人材養成プログラムが今年度より本格運用をスタートし、9月2日~9月13日の2週間にわたって政策研究大学院大学で開催されました。このプログラムは、今後の海外インフラ事業の展開に向けて、実務界の中堅人材を対象として知識とスキル、並びに社会経済文化的な知見を「産官学連携」のもとで身に付け、世界で活躍できる人材の養成を目的としています。

 プログラムの特徴として、①受講生が産官学の多岐にわたっていること、②講義にグループ・ディスカッションが多く取り入れられていること、③著名な有識者が受講生の視野を広げる特別講義も数多く用意されていることが挙げられます。今年度の受講生は政府系機関6名、インフラ事業者7名、コンサルタント7名、 建設会社等9名の29名でした。初日は日本工営・廣瀬典昭相談役による海外インフラ展開の歴史と、当会の家田会長が「自らを『相対視』する勇気」を説く特別講義から始まり、最終日までに計34コマの充実した構成の講義がありました。修了式後の懇親会には国土交通省の森昌文前事務次官や平井秀輝海外プロジェクト審議官をはじめ多くの来賓の皆様がお越しになり、当プログラムの今後の発展への期待を述べられました。また、受講生からも「受講して本当によかった」という声を多くいただきました。

(株)大林組 遠藤秀彰 (本プログラム運営委員会メンバー、当会広報部会員)

家田会長講義
家田会長講義
活発なグループ・ディスカッションの様子
活発なグループ・ディスカッションの様子