活動レポート

イブニングセミナー

第4回 霞が関ビル誕生50年 超高層ビルが切り拓いた時代を検証する

さる12月10日(月)18:00、東京理科大学神楽坂キャンパスにてイブニングセミナーが開催されました。今回は、霞が関ビル誕生50年をテーマに、東京大学大学院の松村秀一特任教授と三井不動産(株)ビルディング本部運営企画部資産管理グループの原田英利上席統括に講演を頂きました。
はじめに原田上席統括より、これまで3度の大規模リニューアルを行ってきた霞が関ビルについて説明頂きました。最新鋭ビルとの競争力確保を目的に、OA化対策やロビー空間の改修、テラス空間の創出と商業施設の増床など、リニューアルの狙いや内容について解説がありました。
次に松村特任教授より、霞が関ビル建設時、初めての超高層ビル建設に向け建築界の専門家が総力を挙げ、法的規制や設計上の課題を解決していった過程をご説明頂きました。動的設計に基づく「柔構造」の採用や、コア設備を中心に配置する各階レイアウト、エレベーター配置計画、セルフクライミングタワークレーンを用いた施工等が初めて採用されたこと等をわかりやすく説明頂きました。また、カーテンウォールの材質についても貴重な解説がありました。
最後に質疑においては、リニューアルや建替に対する土木構造物と建築物の理念の違いについてコメントがあり、幅広い分野において参考となるセミナーとなりました。

東日本旅客鉄道(株) 齋藤功次(広報部会員)

松村秀一特任教授
松村秀一特任教授
原田英利上席統括
原田英利上席統括