お知らせ

見学会

2023年度 春の見学会「大都市の高速道路のリニューアル」

わが国では高度成長期に建設されたインフラストラクチャーの高齢化が社会問題となっているなか、開通から60年を迎えた首都圏の大動脈である首都高速道路においても構造物の劣化が進行し、総延長327kmのうちの約64kmで更新事業が進行中です。また2014年以降の法定点検によって、想定以上に損傷が顕著となっている事象が発生しており、新たな更新事業が必要となっています。
今回の見学会では、2014年に事業着手し、2028年度の完成を目指して進行中の1号羽田線の「東品川・鮫洲更新工事」と、供用から45年以上経過した高速湾岸線の「荒川湾岸橋」の損傷状況の見学を通じて、過酷な使用下にある大都市の高速道路のリニューアル対策の現状を学ぶ機会とします。

 

開催日
2023年5月10日(水)午後 (見学会終了後、懇親会を開催します)
集合:13:20 品川駅 港南口 (参加予定の方には別途地図を送付します)
解散:17:00頃 品川駅 港南口
*昼食は各自取った上でご参加ください。
*道路交通状況によっては、解散時刻が遅れる場合があります。
*参加人数次第で2グループに分かれて見学する予定です。
*懇親会の会場は品川駅周辺(もしくは隣接する駅周辺)の予定です。詳細が決まり次第、参加予定の方にご案内します。
見学箇所
①首都高速道路1号羽田線「東品川・鮫洲更新工事」
1964年の東京オリンピック直前に開通した東品川桟橋・鮫洲埋立部のうち、開通以来の過酷な使用や海水による激しい腐食環境から重大な損傷が多数発生していた約1.9km区間を、長期耐久性・維持管理性に優れた構造に造り替える工事が進行中です(首都高リニューアルプロジェクトの第一弾)。
(参考)プロジェクトの概要:https://www.shutoko.jp/ss/higashishinagawa/
②首都高速湾岸線「荒川湾岸橋」
1978年1月に供用開始した橋長840m、総鋼重約13,500t、部材数約1,700で構成されたトラス橋で、塗装の下地付近から塗膜が大規模に剝がれている事象が顕在化しています。また、鋼材腐食が想定以上に急速に進み、一部の部材では断面欠損や破断などの深刻な損傷が発生しています。
(参考)対策の概要(首都高速道路の更新計画(概略)について、2022年12月21日 p.5,14)
https://www.shutoko.co.jp/-/media/pdf/responsive/corporate/company/press/2022/12/21_gairyaku_2.pdf*見学先まで大型バスで移動し、現場では徒歩で見学します。
*動きやすい服装・靴でご参加ください。

 

参加費
見学会:無料 懇親会:3,000円(領収書を発行します)
集合地まで・解散地からの交通費は自費となります。

 

定員
45名
*1社からのご参加は2名程度までとさせていただきます。希望が多い場合は事務局から参加者の調整をお願いする場合があります。また、定員となり次第締め切りますので、お早目の申し込みをお願いいたします。

 

申込期限
2023年4月26日(水)17時まで

 

新型コロナ対策
・当日体温が高い方や体調がすぐれない方はご参加をご遠慮ください。

 

お申し込み
ご参加される場合は、(一社)計画・交通研究会ホームページ右上にある「各種イベント申し込み(会員用)」よりお申し込みください。(「見学会のみ参加」「見学会・懇親会とも参加」「懇親会のみ参加」をお選びください)。