社会が
真にクリエイティブな
成果と活力を
生み出していくために。
一般社団法人「計画・交通研究会」は、1974年に東京大学工学部土木工学科(当時)の八十島義之助先生の主唱によって設立された組織で、国土やインフラに関わる個人や企業等の集合体です。設立以来40年以上にわたり、美しく安全・健康で豊かな暮らしをもたらす国土の保全やインフラの整備・運営、それを実現するための政策立案・制度設計・技術開発などを目指して、調査・研究、会員相互の啓発、社会への発信の場として機能しています。
リニア中央新幹線は品川駅~名古屋駅間で建設工事が進められており、首都圏においては品川駅~神奈川県駅(仮称)間に大深度地下を通過する第一首都圏トンネル(約37㎞)が建設され、完成後はこの区間を10分程度で到達可能となる見込みです。
本見学会では、建設中の中央新幹線品川駅~神奈川県駅(仮称)間のルートを、途中に設けられる非常口(立坑)予定地付近を経由しながら辿り、所要時間の変化がもたらす事業のインパクトを体感するとともに、工事における様々な技術的配慮や新駅周辺で進行中のプロジェクトを確認し、新たな国土軸の形成とそれが地域にもたらす効果等について考える機会とします。
新型コロナウイルス対策の徹底上、定員枠が少ないですが、皆さま奮ってご参加ください。
上記三者によるパネルディスカッションも予定しています。
東日本大震災より11年が経過、津波被災地のインフラの整備は概ね完了しました。昨年12月には待望の復興道路(三陸沿岸道路)が全線開通し、従来8時間35分かかっていた仙台~八戸間は、5時間13分と約3時間20分も短縮されました。災害時のリダンダンシーの確保、ネットワーク信頼性の向上にとどまらず、沿線自治体の地域観光の振興も期待されています。全線開通した復興道路を、仙台を起点として北上し、主要な自治体の高台まちづくり、復旧した各種施設、防潮堤、BRTや三陸鉄道などの地域交通の状況を視察する一泊二日の見学会を企画いたしました。
ハードの復興は終わりましたが、これからはソフトも含めた本格的復興が、まさにこれからスタートするという状況にあります。計画・交通研究会では、会員の皆様に実際に現地を見ていただくことで、復興の現状を認識していただくと同時に、これからの災害復興のありかたを考える機会にしたいと考えております。また、ささやかではありますが、新型コロナウィルスで傷んだ観光業界に少しでも貢献できれば幸いであります。新型コロナウィルス対策の徹底上、定員枠が例年よりも少なくなりますが、皆さま奮ってご参加ください。