社会が
真にクリエイティブな
成果と活力を
生み出していくために。

一般社団法人「計画・交通研究会」は、1974年に東京大学工学部土木工学科(当時)の八十島義之助先生の主唱によって設立された組織で、国土やインフラに関わる個人や企業等の集合体です。設立以来40年以上にわたり、美しく安全・健康で豊かな暮らしをもたらす国土の保全やインフラの整備・運営、それを実現するための政策立案・制度設計・技術開発などを目指して、調査・研究、会員相互の啓発、社会への発信の場として機能しています。

お知らせ

2023年度第1回イブニングセミナー「計画・交通研究の新たな潮流 ー流域・環境・モビリティのイノベーションー」

イブニングセミナー
趣旨
気候変動により大きく転換しようとしている国土像を流域形態から議論した後に、電力・モビリティ・情報などの分野で進む新たな研究開発とその社会実装に向けた制度設計について、若手研究者と実務者が研究成果に基づいて話題提供を行い、適疎(てきそ)な地域に向けた国土論と今後の研究会の方向性を議論する。
日時
2023年6月29日(木)17:00-18:30
形式
オンラインセミナー(ZOOMウェビナー)
登壇者
栁沼秀樹氏(東京理科大学)
寺村隆男氏(清水建設、海外インフラプロジェクトの発注者視点を学ぶ小研究会)
武藤裕花氏(千葉大学、流域治水小研究会)
原祐輔氏(東北大学、次世代モビリティ小研究会)
浦田淳司氏(筑波大学、スマートシティ・カーボンニュートラル小研究会)

…続きを見る

2023年度北海道見学会(地域問題小研究会) 『北海道新幹線の札幌延伸と変わる道都、全道地方都市の展望』

見学会

当会では2022年度より新たに「地域問題小研究会」を立ち上げており、今回は昨年11月の沖縄見学会に続いて北海道見学会(札幌市・北広島市)を開催します。
札幌市では、2030年度末の完成を目指し進められている北海道新幹線新函館北斗・札幌間の開業、札幌駅交通ターミナルや一般国道5号創成川通(都心アクセス道路)事業のほか、札幌駅周辺での再開発が積極的に行われています。また、札幌市と隣接する北広島市では、野球観戦だけでない賑わい・交流の創出の場を一体的に整備し注目されている北海道ボールパークFビレッジが本年3月末に開業しています。
今回の見学会では、札幌都心部におけるこれらの建設予定地や北海道ボールパークFビレッジを見学するほか、それぞれの事業に期待される役割や波及効果、札幌市ひいては北海道全体のモビリティやまちづくりのあり方について、ミニ講演会を通じて関係者と参加者間で議論したいと思います。
皆さま奮ってご参加ください。

 

見学先
北海道新幹線建設地、札幌都心部、北海道ボールパークFビレッジなど

 

セミナー
これらに関するミニ講演会を予定

 

日程
2023年6月1日(木)~2日(金)1泊2日 
 
集合:6月1日(木)12:30 新千歳空港到着ロビー
(参考 ANA059便 羽田発10時00分→新千歳着11時35分、JAL509便 羽田発09時50分→新千歳着11時25分、新千歳空港で昼食をとられる場合はANA057便 羽田発09時30分→新千歳着11時05分、JAL507便 羽田発08時55分→新千歳着10時30分を推奨)
 
宿泊:ホテルアベスト札幌(札幌市中央区南2条西6丁目1-1、TEL:011-251-2511)
*宿泊のホテルはシングルルームを使用。
 
解散:6月2日(金)16:30 新千歳空港
(参考 東京方面へ向かう場合:ANA074便 新千歳発17時30分→羽田着19時10分、JAL520便 新千歳発17時30分→羽田着19時10分)
(参考 翌日の土木計画学研究発表会・春大会で福岡入りされる場合:JAL2016便 新千歳発17時45分→伊丹着19時45分・JAL2061便 伊丹発20時10分→福岡着21時25分)
 
*札幌に宿泊される方のため17:30札幌駅にも向かいます。
*事情により初日のみ、2日目のみのご参加を希望される方、途中からのご参加を希望される方、見学もしくは講演会のみのご参加を希望される方はその旨ご記載ください。
*詳細な行程は後日、参加者にメールでお知らせします。

 

参加費
1万円(宿泊費込み)
*集合地まで・解散地からの交通費は自費となります。
*講演会のみの参加は無料。

…続きを見る

2023年度 春の見学会「大都市の高速道路のリニューアル」

見学会

わが国では高度成長期に建設されたインフラストラクチャーの高齢化が社会問題となっているなか、開通から60年を迎えた首都圏の大動脈である首都高速道路においても構造物の劣化が進行し、総延長327kmのうちの約64kmで更新事業が進行中です。また2014年以降の法定点検によって、想定以上に損傷が顕著となっている事象が発生しており、新たな更新事業が必要となっています。
今回の見学会では、2014年に事業着手し、2028年度の完成を目指して進行中の1号羽田線の「東品川・鮫洲更新工事」と、供用から45年以上経過した高速湾岸線の「荒川湾岸橋」の損傷状況の見学を通じて、過酷な使用下にある大都市の高速道路のリニューアル対策の現状を学ぶ機会とします。

 

開催日
2023年5月10日(水)午後 (見学会終了後、懇親会を開催します)
集合:13:20 品川駅 港南口 (参加予定の方には別途地図を送付します)
解散:17:00頃 品川駅 港南口
*昼食は各自取った上でご参加ください。
*道路交通状況によっては、解散時刻が遅れる場合があります。
*参加人数次第で2グループに分かれて見学する予定です。
*懇親会の会場は品川駅周辺(もしくは隣接する駅周辺)の予定です。詳細が決まり次第、参加予定の方にご案内します。
見学箇所
①首都高速道路1号羽田線「東品川・鮫洲更新工事」
1964年の東京オリンピック直前に開通した東品川桟橋・鮫洲埋立部のうち、開通以来の過酷な使用や海水による激しい腐食環境から重大な損傷が多数発生していた約1.9km区間を、長期耐久性・維持管理性に優れた構造に造り替える工事が進行中です(首都高リニューアルプロジェクトの第一弾)。
(参考)プロジェクトの概要:https://www.shutoko.jp/ss/higashishinagawa/
②首都高速湾岸線「荒川湾岸橋」
1978年1月に供用開始した橋長840m、総鋼重約13,500t、部材数約1,700で構成されたトラス橋で、塗装の下地付近から塗膜が大規模に剝がれている事象が顕在化しています。また、鋼材腐食が想定以上に急速に進み、一部の部材では断面欠損や破断などの深刻な損傷が発生しています。
(参考)対策の概要(首都高速道路の更新計画(概略)について、2022年12月21日 p.5,14)
https://www.shutoko.co.jp/-/media/pdf/responsive/corporate/company/press/2022/12/21_gairyaku_2.pdf*見学先まで大型バスで移動し、現場では徒歩で見学します。
*動きやすい服装・靴でご参加ください。

 

参加費
見学会:無料 懇親会:3,000円(領収書を発行します)
集合地まで・解散地からの交通費は自費となります。

…続きを見る

2022年度第5回イブニングセミナー「ジェネレーションZからαへ:これからの世代は交通をどう変えるのか?」

イブニングセミナー
趣旨
1990年代半ばから2010年代序盤あたりのどこかで生まれた世代のことは、世界的にZ世代と呼ばれている。前の世代であるいわゆる「ミレニアル世代」(1980年代半ばから1990年代中盤までに生まれた世代)よりも、生まれたときからデジタル機器に囲まれ、パソコンよりもスマホを好む「デジタルネイティブ」ともよく言われる。これからの国土・交通のあり方を議論していく上で、2050年時点で40~50歳代を迎えるZ世代の価値観や社会観は極めて重要な影響を与えるはずである。さらに次の世代のα世代(2010年以降に生まれた世代)は、未来をどのように見ているのだろうか。
 本セミナーでは、新交通サービスの開発・導入に取り組むスタートアップ企業の経営者を招いて、次世代を見据えた都市・交通の方向性についてご講演をいただくとともに、Z世代の若者からも自由に意見を出してもらうことで、未来の国土・交通のあり方を議論するきっかけとすることをねらいとする。
日時
2023年2月28日(火)17:00-18:30
セミナー終了後、懇親会開催予定18:45~2時間程度
形式
ハイブリッドセミナー(参集型とオンラインの同時開催)を予定
話題提供者
岡井大輝氏(株式会社Luup代表取締役社長兼 CEO)
栁沼秀樹氏(東京理科大学 准教授)
Z世代の学生3名程度
場所
セミナー会場:東京大学本郷キャンパス工学部1号館1階14号講義室
(最寄り駅:東京メトロ南北線「東大前」 丸ノ内線「本郷三丁目」 千代田線「根津」)
懇親会場:Capo PELLICANO〈カポ・ペリカーノ〉本郷店
東京大学本郷キャンパス医学部教育研究棟13階
定員
参集型25名程度 オンライン200名程度

…続きを見る

2022年度第4回イブニングセミナー「次代への国土造りプロジェクト構想を議論する」(再掲)

イブニングセミナー
趣旨
人口減少や高齢化の急速な進展、災害の激甚化・頻発化、経済の停滞など、国土を巡る状況は厳しさを増している中、将来の社会経済の発展基盤を形成し、豊かな国民生活を実現するためのインフラ整備を構想し、事業化していくことが求められています。
今回のイブニングセミナーでは、日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)が本年3月に公表した「国土造りプロジェクト構想」の重点プロジェクトについてご紹介いただくとともに、プロジェクトを具体化していく上での課題として、1)地域における機運醸成から合意形成へ向けた取り組み、2)事業スキームの構築とファイナンスに焦点を当てて、実務経験が豊富な方々をパネリストにお招きして討論を行います。
将来の世代により良い国土を遺すインフラプロジェクトについて、いま私たちができることは何かを議論する機会にしたいと考えています。
日時
2022年12月6日(火)18:00~19:30
形式
オンラインセミナー(ZOOMウェビナー)
ZOOMに接続できない方のためにYouTube配信を予定しております。
挨拶
中村 英夫氏 東京都市大学名誉総長、(一社)日本プロジェクト産業協議会副会長、(一社)計画・交通研究会第2代会長
講演
「未来を拓く『国土造りプロジェクト構想』~JAPICからの提言とその背景」研究会活動の経緯
1) 研究会活動の経緯 
丸川 裕之 氏 (一社)日本プロジェクト産業協議会専務理事
2) プロジェクトの概要(津軽海峡トンネル、外濠地区再生、中川運河水辺地区再生、四国新幹線、本州九州道路、沖縄本島ツインゲートウェイ)
各プロジェクトのチームリーダー
パネルディスカッション
コーディネーター
寺村 隆男氏 (一社)計画・交通研究会企画委員、清水建設(株)エンジニアリング事業本部担当部長
パネリスト
池田 周平氏 (株)みずほ銀行プロジェクトファイナンス営業部長
栗田 悟 氏 (一社)北海道建設業協会副会長
丸川 裕之氏 (一社)日本プロジェクト産業協議会専務理事
コメンテーター
藤本 貴也氏 (一社)日本プロジェクト産業協議会国土未来プロジェクト研究会委員長

…続きを見る