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2022年度 留学生サマーセミナー「Railway Systems and Urban Development of Mega Cities 2022」報告

 2019年度まで毎年二つのテーマで開催してきた留学生サマーセミナーは、昨年度オンラインで再開し、今年度の第一弾は「Railway Systems and Urban Development of Mega Cities 2022」というテーマで、大学と海外鉄道技術協力協会、企業4社から構成した幹事で企画運営し9月4日~5日に対面で実施しました。日本国内の13大学で学ぶ16か国36名の留学生と4名の日本人学生が、都市鉄道と地域開発に対するパンデミックの影響や将来を見据えた各企業の取り組みについて学びました。
 本セミナーは1日目に政策研究大学院大学で行われた講義、2日目に二つのグループに分かれて実施された現地見学の2本立てで行いました。
 1日目は、東京大学の加藤浩徳教授、福田大輔教授から東京圏の都市・鉄道の歴史やモビリティの現状・将来に関する基礎的な講義を行った後、運輸総合研究所の菅生康史様、三井不動産の雨宮克也様からパンデミックの交通行動への影響やライフスタイルの変容について、JR東日本の島村和誉様、東急電鉄の木村祐樹様、東京メトロの佐藤肇様から各社のパンデミックに対する対応や将来のビジョンについてご講演をいただきました。
 2日目は、三井不動産・東京メトロのご協力を得て日本橋と新木場の総合研修訓練センターを見学する班と、JR東日本・東急電鉄のご協力を得て品川駅と南町田グランベリーパークを見学する班に分かれ、現場を歩きながら各社の取り組みについてご紹介をいただきました。現場見学の終了後は、各会場で修了証の贈呈を行い、参加者からは充実したセミナー内容に満足したとの声が多く届きました。
 今回のセミナーを東京大学・政策研究大学院大学とともに実施・運営した海外鉄道技術協力協会の皆様、プログラムの企画・構成にご参画・ご協賛いただいた各企業の皆様にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。

東京大学大学院工学研究科 講師 森川 想(当サマーセミナー事務局)

東京メトロ総合研修訓練センターでの集合写真
東京メトロ総合研修訓練センターでの集合写真
南町田グランベリーパークでの集合写真
南町田グランベリーパークでの集合写真